障がい児通所施設の方々が集まるネット上のコミュニティを覗けば、やはり支援者側、運営者側の利用者に対する困ったことのつぶやきが聞こえます。
でも、それってどうなんでしょう。私は利用者であり、これからは運営や支援者側として立場も経験することになります。
例えば、欠席時対応加算について。そもそも利用を始める前に利用者さんにそのシステムについてきちんと説明している事業所さんはどれくらいいるのでしょうか。少なくとも私が利用したことがあるいくつかの事業所からそのシステムについての説明はありませんでした。
急に欠席をお伝えしたら、誤送信でスタッフ同士のライングループに送るつもりの欠席報告を利用者である私に送ってきた事業所さんがいました。
「欠席連絡あり。欠席時対応加算でよろしく。」
そういうことね…。と認識したことがあります。
欠席時対応加算は予約していた日にお休みしたら、入る予定だった利用料が入らない代わりに10分の1ほどの加算がつくというもの。収入が10分の1になるのですから運営側としても欠席してほしくないということがわかります。
欠席時にはキャンセル料を取ってもよい自治体があるとか。それもビックリシステムですが。
そもそも障がいを持った子どもが、予定通りに休まず利用するという前提自体が疑問です。システム自体を見直して欲しい。これでは情緒が安定しない子どもの支援ができません。我が子もこのシステムのおかげで放デイ放浪をすることになりました。予定通りに利用できないため施設から断られ、また違う放デイへ…を繰り返しました。
困っている子どもに差し伸べた手を引っ込める。
そんな感じでしょうか。
こんなことはしたくない。ですから、CROSSROADは予約通り利用できなくても手を引っ込めずにずっと手を差し伸べ続けたい。そして、予約してない日だって来てもいい。そんなルールだったらどうかな。と思っています。
表題の件です。
私のいろいろな子どもにまつわる環境についての思い、支援って預かるだけ?とか、何か形に残ることだったり評価しやすい成果を求める?とか、目標が将来につながっていないのでは?とか、本当にその子のためになってる?とか。
いろんな疑問が沸いてくるのですが、その思いについて共感してくれる人たちがいるのかな?と恐る恐る思っていたのです。
でも、それって発信してみないとわからなくてただ心の中で思っているだけだと想像で終わっていて。
発信してみたら、同じベクトル持ってる人たちが集まってきて、ほんとにうれしくて。私の思いは私だけじゃなかったんだ!と。子どもたちは平等に学ぶ権利があるのに、子どもたちは平等に幸せになる権利があるのに、子どもたちはみんなどんな子も差別されない権利があるのに、実際の世の中はそうもいかない。厳しくて、冷たい。集団に入れない子ども、みんなと同じことができない子どもは弾かれていく。
放デイとして運営する以上、利益ももちろん追及していかざるを得ないわけですが、私は放デイにも入れない子どもたちに手を差し伸べたいし、行き場がない子どもたちやお母さんの閉塞感を少しでも解放してあげられたらと思っています。
そして、子どもの幸せのために運営していけば、利益は後からついてくるのでは?と信じています。同じベクトルを持つ仲間たちと1日にたったの10人ではありますが子どもたちのために手を差し伸べていきたいと思っています。
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